スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と、その重症型である中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、重症多形滲出性紅斑とも呼ばれる疾患で、突然の高熱とともに、全身の皮膚と粘膜に発疹と水ぶくれを生じます。
発症前になんらかの薬を服用しているケースが多く、重い薬剤副作用(重症薬疹)として位置づけられてもいます。しかし発症頻度の少ない、稀な疾患であることから、この病気に詳しい医師は多くはありません。
7-8割程度に眼の症状を合併し、急性期に眼障害を伴った場合には、全身状態が回復しても、視力障害と重症ドライアイが後遺症となることがあります。
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京都府立医科大学 眼科学教室
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