スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表皮壊死症(TEN)が「指定難病」の対象に

2015年1月に施行される難病医療法について、厚生労働省の専門委員会は8月下旬、医療費助成の対象となる約300疾患のうち、第一弾となる110疾患を決定いたしました。

今回の見直しでは、来年1月から助成が開始される第1次実施分で、46の病気が新しく指定され、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表皮壊死症(TEN)も「指定難病」の対象となりました。 全体の対象患者は120万人になります。

これまで重症多型滲出性紅斑として難病に分類されていましたが、疾患名がスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表皮壊死症(TEN)として分類されました。

また、SJSとTENの医療助成である医薬品副作用救済制度では、風邪薬、解熱鎮痛薬等、何らかの「薬剤が原因で発症する最重症型薬疹」が対象でしたが、今回の「指定難病」の対象となることで、一部発症原因となっていた、ウイルスや肺炎マイコプラズマ感染の患者も対象となりました。

参考資料